人類総パパラッチ?

By admin  

高性能カメラの搭載されたスマホの爆発的な普及によってマスメディアの在り方も大きく変わろうとしている。何か事件や事故が起こってから、TV局のスタッフが中継車で飛び出していくのは今も変わりないし、スクープを求めて飛び回っている職種の人も存在する。その一方でその事件や事故の当事者が既に「現場のカメラマン」であるというケースも近年は多く、スマホで撮影された写真や動画はメディアの第一報よりも早くネットを駆け巡る。一般メディアの伝えるニュース映像などでも映像ソースが「Twitterより」「Facebookより」「YouTubeより」というケースも多い。またメディア側が専用の無料アプリを配布して、決定的瞬間の投稿を求めている。これは最早どの局でも当たり前に行っている事である。海外ではいざしらず、日本国内ではそういった「情報提供」に対して謝礼が出る事は殆ど無い。ペットのおもしろおかしい動画などであればYouTubeなどに流した方が、場合によっては世界中からオファーが来るかもしれない。その一方では個人情報、プライバシーの保護と言う意味でも「どこにでも」カメラがある上に、「カメラが服を着て歩いている」ような現状は表裏一体、良い意味でも悪い意味でも監視社会の一翼を担っているとも言える。防犯カメラが実はフェイクで撮影をしていない「偽物」という事も多いが、これは犯罪の抑止としては十分なハッタリともなる。「隠し撮り」であればまずカメラを隠すべきだが、ハッタリとしてのフェイクなら仰々しい程、効果は高い。一方でスマホのカメラは原則として撮影時に「何らかの音を出す」ように作られている。これは盗撮の抑止でもあるが、一方で音の出ないカメラアプリなども、表向きは「マナーカメラ」として静かな場所での撮影用として出回っているが、盗撮用の「サイレントカメラ」として悪用されるケースも少なくはない。さらに、遠隔操作アプリの不正利用により、勝手にカメラが作動させられるという可能性もゼロではない。これも正規の目的では「見守りカメラ」であり、使わなくなった端末などにアプリを入れておけば、遠隔で自宅のペットの様子や、要介護老人の動きに合わせて動画を転送する物だが、裏を返せば監視カメラでもあり、盗撮目的での使用も可能となる。結局の所、道具は使いようであり、分厚い辞書は調べ物にも使えるし、殺人に持ちる鈍器にもなりうる。特に子供のスマホについては親がしっかりと責任をもって管理、教育する必要があるだろう。


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